【メキシコ&グアテマラ買い付け日記 3】サンクリ編

今回の旅はメキシコからグアテマラまで南下して、飛行機がメキシコシティに戻り、日本に帰国する予定だ。メキシコシティに戻る日は決めていたので、その日までにグアテマラ空港に行かなければならなかった。移動ばかりが続き、自分はもっとゆっくりと旅する人間だということを思い出した。時間の決まってない旅行だったら絶対に滞在を延ばしただろうと思ったのが、メキシコ最南端のチアパス州の山間にあるサンクリストバス・デ・ア・スカサスだ。(長いので、以下サンクリ)

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ルートを決める際に急遽追加したのだけど、着いた瞬間に、あぁ、ここは、好きな街だ、と直感した。

人のおすすめが自分にも当てはまるとは限らない

今はパソコンや携帯で調べれば簡単に情報が手に入る。実際、iphoneさえあれば旅行もとても簡単だ。レストランも探せるし、翻訳もできる。google mapで現在地もすぐにわかるし、Uberで交渉せずにタクシーにも乗れる。便利になったのはすごくありがたい。簡単に調べられるので参考にはなるのだけど、パソコンで拾った情報を正直そこまで信じていない。その人の主観が入るからだ。人によって感性も、好みも、置かれた状況も、捉え方も違うので、自分の目で見て感じるまでは話半分だ。ここだけの話、噂好きの人の話も聞いてない。

サンクリに着くまで、あまり調子が出ていなかった。なんとなく予定を追いかけて、最低限のことだけこなしているような気がした。限られた時間の中で、立て直すタイミングがなかったけど、短い時間だけどサンクリではゆっくりしようと決めた。

サンクリの街で思ったこと

サンクリはパレンケ遺跡やグアテマラに行く中継地点のような場所で、とても簡単に分かりやすくいうと、”欧米のヒッピーに人気の街”だそうだ。元々すごく交通の便の悪い秘境と呼ばれるような場所だったけど、欧米人に人気になり経済が発展し、近くに空港まででき、シティから飛行機で簡単に来れるようになったらしい。近郊の村からしたら異色の発展具合だろう。田舎の街が、外から流れ込んできたお金で急激に発展し、街が様変わりするのがいいか悪いかは置いておいて、確かにこじんまりとした小さな田舎町の割に、ちゃんしたカフェやレストランがたくさんある。その割に物価も安いし、人も穏やかだし、居心地がいいのはわかる。

自分たちの文化を当然のように持ち込みがちな人たちがいる。それは植民地の歴史を見てもわかるし、いろんな国でその様子を見てきた。もちろんリスペクトがあって好きだからその土地に住むのだろうし、そこに経済活動が生まれるので、地元の人にとっても悪いことじゃないのかもしれないけど、外の価値観が入ってきて、経済観念は変わり格差も生まれ、悪巧みを考える人も少なからず増えるだろう。

おそらく都市部の富裕層であろうメキシコ人の観光客も多く目にした。同じ国民だけど違う言語を話す彼らのことをどう思っているのだろうか。タイの北部で、首長族の村に入場料を払って見学に行くことに強烈に違和感を感じたことを思い出した。

欧米人の経営してるであろうレストランやバーやブティックが通りに並んでいた。自分の普段生きている世界に近いのはメキシコか欧米かと言われたら、欧米だろう。なので、確かに安心する。だけど、山あいの小さな町に突然現れた”小さな都会”は、なんだか不思議だ。

オアハカよりもさらに民族色が強くなる。編み込みしたリボンが可愛い。民族衣装もカラフルで楽しい。

スペイン語喋れる人の登場

やっと「グラシャス!」に言い慣れた頃、(何故か頭の中で”英語以外の外国語”というくくりで分類されてしまうのか、咄嗟に「ありがとう」と言おうとすると、「メルシー」とか「グラッチェ」とか言ってしまっていた。)宿のスタッフに、ある村までの行き方を聞いていた。その時背後から、自分も行くから良かったら一緒に行きませんか?と英語で声をかけられた。

そのある村、というのはサンファンチャムラ村というところで、なんだか特殊な儀式のをやっているらしい。私の今回の旅の主な目的は買い付けだったので、行くのを少し迷っていたのだけど、ちょうど日曜日でマーケットもやっているし、ゆっくりすると決めていたので、せっかくなので一緒に行ってみることにした。

チャムラ村まで行くコレクティーボが出る場所まで向かいながら、軽くお互いの経緯を話した。彼は韓国の釜山出身で、メキシコ留学中にスペイン語を学び、コロンビアやパナマで通訳の仕事をしていたそう。なのでスペイン語がペラペラだ。企業と契約し一つの国に数年駐在するらしく、今回も契約が終わったタイミングで旅行していて、中南米に限らず、youtubeを撮りながら、世界のマイナーな国を回っているらしい。

チャムラ村までの行き方などは彼が全て把握していた。交渉などスペイン語が必要な場面では話してくれ、さらにこの先の旅程も一緒らしく、次に行くグアテマラまでのバスの手配も全てやってくれた。

サンクリのレストランで。寒いのでスープを。トルティーヤはおまけで出る。
この豆のペーストみたいのがすごく美味しかった。
市場で何気なく食べたタコスがすごく美味しかった。

#4に続く

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